モジュール詳細:アルファビッツ

アメリカ人はこれを朝ごはんに食べるようです。

このモジュールには、ID番号を表すディスプレーと英数字を1文字含む6つの小ディスプレー、上下の矢印型のボタンによって入力を変更できる大きなディスプレーが含まれる。

最大で3つのビット演算とその答えの組を用いて、その答えを導ける唯一の2つの二進数の入力のペアを特定する。それぞれの小ディスプレーは1つの英数字(そのディスプレーに表示される)とビット演算子(ID番号によって特定される)と紐づけられる。それぞれの英数字の二進数表記は、紐づいた演算子に未知の二進数2つを入力として計算したときの答えである。

二進数表記が6桁以上となる英数字は出現しない。数字については、通常の二進数表記を利用する。英字については、三十六進数に変換した後、その数字の二進数表記を利用する。例: A = 01010, B = 01011, ..., U = 11110, V = 11111

真偽表

このモジュールに出現する8つのビット演算子の真偽表と、それを表すID番号の数字は以下の通りである。左の2列はそれぞれ順に入力を示し、右の列はその出力を示す。

0: OR
111
101
011
000
1: AND
111
100
010
000
2: XOR
110
101
011
000
3: IMP
111
100
011
001
4: NOR
110
100
010
001
5: NAND
110
101
011
001
6: XNOR
111
100
010
001
7: IMPBY
111
101
010
001

モジュールの解除

ID番号は2つの三桁の数字に分割される。最初の三桁は左の小ディスプレーの列とステージ1に紐づけられ、残りの三桁は右の列とステージ2に紐づけられる。それぞれの数字は左から順に、小ディスプレーの上から順に紐づけられる。小ディスプレーの英数字は次のように決定されている。

  • 未知の2つの英数字が二進数表記されている。一つは一つ目の入力であり、もう一方は二つ目の入力である。
  • 二つの二進数の最初の桁を入力として、ビット演算を行う。このとき、入力の順序は変えない。この結果が答えの最初の桁である。
  • 同様の手順を、二桁目、三桁目、四桁目、五桁目と適用して五桁の二進数を計算する。
  • この二進数を英数字として表記したものが、小ディスプレーに表示される。

分析担当者の目的は、それぞれのステージについて未知の2つの英数字が何であったかを特定することである。

誤った英数字が入力されると、ミスが記録され、そのステージでそれまでに行われた入力はリセットされる。

例として、小ディスプレーに紐づけられた英数字とビット演算子が(U, NAND)(R, OR)(D, IMP)であったとする。それぞれの英数字はU = 11110R = 11011D = 01101と表される。ここで二桁目に注目しよう。一つ目の小ディスプレーから、二つの入力のいずれかが0であることがわかる。また、二つ目の小ディスプレーから、二つの入力のいずれかが1であることがわかる。したがって、入力は0と1の両方を含むことがわかる。このうち、三つ目の小ディスプレーから、正しい答えは(0,1)のみであることがわかる。これと同様の手順を繰り返し、入力は10011 = J01001 = 9であったことがわかる。