モジュール詳細:接続済みモニター

待って、これはそんなに難しくなさそう。何をそんなに慌てているんだい。えっ、最悪15回やる必要があるの?そんなぁ...

  • モジュールは15台のタッチ画面型モニターで構成される。各モニターはワイヤを用いて周囲のモニターと接続されている。ワイヤは切れない。
  • 各モニターは次を満たす。
    • 「赤、オレンジ、緑、青、紫」の5色のいずれかである。
    • 画面には1桁または2桁の数字が表示される。同じ数字が複数の画面に出現することはない。
    • 0〜3個のインジケーターランプが付いている。各インジケーターランプはそれぞれ「赤、オレンジ、緑、青、紫、白」の6色のいずれかである。
  • 各ワイヤは「赤、オレンジ、緑、青、紫、白」の6色のいずれかである。
  • 各モニターは上記情報をもとにスコアが与えられる。スコアを求め、スコアが正(0を含む)のモニターを特定の順序でタッチする。
  • 正しく押された画面はチェックマークを表示し、その後操作できなくなる。
    • 以降、正しくモニターが押されてチェックマークが表示された状態を「チェック済み」と呼ぶ。
  • 間違ったモニターを押すとミスが記録されるが、モニターの状態は変化しない。
  • 正のスコアのモニターが存在しない場合は、最も高いスコアのものをチェック済みにし、その後最も低いスコアのものをチェック済みにする。
  • モニターの画面が青ではなく緑色に光っている場合、初回に限り、接続先のモニターがチェック済みになると、そのモニターに表示されている数字が変化する(変化後は青に戻る)。緑のモニターは最大3台まで存在する。
  • 各セクションの進め方の例については、付録 ConMonEx を参照する。

セクション1:モニターの色(初期スコア)

  • モニターの色が初期スコアを決定する。これが以降の計算の土台となる。
オレンジ
+2 +1 0 -1 -2

セクション2:数字

  • モニターに表示された数字が特定条件を満たすかで、現在のスコアに足し引きを行う。
  • 同一列内で複数条件が成立する場合、その都度適用する。
  • 数字が1桁の場合は先頭を0を追加する。
  • 変数 a は十の位、変数 b は一の位を表す。
+3 +2 +1 -1 -2 -3
7で割り切れる 下1桁が7 b - a < 0 十の位が2 6で割り切れる a + 1 = b
a + b > 10 9で割り切れる 素数 a が素数である 下1桁が8 10で割り切れる
下1桁が0 十の位が5 下1桁が4 下1桁が6 十の位が3 b が素数である

セクション3:インジケーターランプの数

  • そのモニターのインジケーターランプの個数を求める。
  • 表示されている数字が偶数なら、その値を足す。
  • 表示されている数字が偶数なら、その値を引く。
  • そのモニターにインジケーターランプが無ければ、(そのモニターに限り)セクション3と4はスキップして構わない。

セクション4:インジケーターランプの色

  • インジケーターランプの色に基づき、現在のスコアに足し引きする。
  • ランプは読み順で読む。
  • インジケーターランプは、で示している「位置」(そのインジケーターランプがモニター上でX番目にある)ごとの値と、で示している「色の出現回数」(そのインジケーターランプの色がモニター上に現れたのはX回目)ごとの値がスコアに関係する。
オレンジ
1番目/
1回目
+1 1番目/
1回目
-2 1番目/
1回目
-3 1番目/
1回目
+3 1番目/
1回目
+1 1番目/
1回目
-1
+2 -3 -1 +2 -2 -3
2番目/
2回目
-3 2番目/
2回目
+2 2番目/
2回目
+1 2番目/
2回目
-1 2番目/
2回目
-2 2番目/
2回目
+2
-1 -2 +3 +2 +1 -1
3番目/
3回目
+3 3番目/
3回目
+2 3番目/
3回目
+2 3番目/
3回目
-1 3番目/
3回目
-3 3番目/
3回目
+3
+3 +1 +3 +1 -2 +3
  • ランプが点滅している場合、「位置」ごとの値は下記の表を使用して求めること。
オレンジ
1番目 +2 1番目 +4 1番目 -6 1番目 -4 1番目 +6 1番目 +4
2番目 -6 2番目 -2 2番目 +6 2番目 -4 2番目 -2 2番目 +2
3番目 -2 3番目 +6 3番目 -6 3番目 +4 3番目 +2 3番目 -4

セクション5:接続

  • モニターと繋がっている各ワイヤの色に基づき、現在のスコアに値を足し引きする。
  • 中央の四角は参照用で、周囲の各ボックスはワイヤがある方角に対応している。
  • 各ワイヤの値は、そのモニターに接続されている同色のワイヤの本数分、倍増する(例:あるモニターに接続されている青のワイヤが3本で、それぞれの基本値が[1,2,3]なら、最終的な値はそれぞれ[3,6,9]となる。これを色ごとに同様に扱う)。
  • これらの値を現在のスコアに適用して、そのモニターの最終スコアを決定する。
北西 -3 -3 北東 オレンジ -3
-2 -2 -2
-1 オレンジ -1 -1
+1 +1 +1
オレンジ +2 +2 +2
+3 +3 +3
西 -3 -3
-2 オレンジ -2
-1 -1
+1 +1
オレンジ +2 +2
+3 +3
南西 -3 -3 南東 -3
-2 オレンジ -2 オレンジ -2
-1 -1 -1
オレンジ +1 +1 +1
+2 +2 +2
+3 +3 +3

セクション6:押す順序

  • スコアが負のモニターは、絶対に押してはならない。ただし、すべてのモニターのスコアが負である場合は、この限りではない(ページ1の説明を参照)。
  • 左下隅のモニターの色に基づき、スコアが正のモニターを押す順序を決定する。
  • 緑の画面を持つモニターは、(初回のみ)接続先がチェック済みになったときに数字が変化することを忘れてはいけない。これによりセクション2・3・6の結果が変わる可能性がある。
    • 緑のモニターの数字が変化してスコアが正になった場合、押すべき順番を最初から見直す。
  • 同じキーを持つモニターが複数ある場合は、モニターのスコアが高い順に押す。
    • キーもスコアも同じなら、読み順でより後ろにあるものから順に押す。
  • キー
    • Re = 赤モニター
    • Or = オレンジモニター
    • Gr = 緑モニター
    • Bl = 青モニター
    • Pu = 紫モニター

    • Ev = スコアが偶数
    • Od = スコアが奇数

    • PuOd, GrOd, OrEv, BlEv, PuEv, GrEv, ReOd, ReEv, OrOd, BlOd
  • オレンジ
    • PuEv, GrEv, ReEv, OrEv, GrOd, PuOd, OrOd, BlOd, BlEv, ReOd
    • BlOd, GrEv, ReEv, ReOd, BlEv, OrEv, OrOd, PuOd, GrOd, PuEv
    • ReEv, ReOd, PuOd, OrEv, OrOd, GrOd, BlEv, PuEv, GrEv, BlOd
    • PuEv, GrOd, PuOd, BlEv, GrEv, ReEv, ReOd, BlOd, OrOd, OrEv

付録 ConMonEx:「接続済みモニター」の例

セクション1:モニターの色(初期スコア)

  • 説明不要。

セクション2:数字

  • 18個の条件を順に確認し、該当する条件の値を合計する。
  • 例:表示が「26」の場合、該当条件は以下である。
    • 十の位が2
    • a が素数
    • 下1桁が6
  • 該当する条件があれば、その条件の一番上に書かれている値を現在のスコアに足す。
    • 十の位が2(-1)
    • a が素数(-1)
    • 下1桁が6(-1)
  • まとめると、現在のスコアに適用するべき値は-3である。
  • 別例:表示が「5」の場合、これは一桁なので「05」とみなす。該当条件は以下である。
    • 素数
    • b が素数
  • 該当する条件があれば、その条件の一番上に書かれている値を現在のスコアに足す。
    • 素数(+1)
    • b が素数(-3)
  • まとめると、現在のスコアに適用するべき値は-2である。

セクション3:インジケーターランプの数

  • これも説明不要...。

セクション4:インジケーターランプの色

  • 例を示す。あるモニターにインジケーターランプが3つあり(3つ未満になることもある)、以下の順で並んでいるとする。
    • オレンジ、 緑、オレンジ(点滅)
  • 1番目のランプについて考える。
    • ランプはオレンジで左から1番目にあり、点滅していない。したがって、1つ目の表を参照し、[オレンジ 1番目]のマスの赤色の値を適用する。(-2)
    • オレンジ色のランプがこのモニターに現れたのは今回が1回目なので、1つ目の表を参照し、[オレンジ 1回目]のマスの青色の値を適用する。(-3)
  • 次に2番目のランプについて考える。
    • ランプは緑で左から2番目にあり、点滅していない。したがって、1つ目の表を参照し、[緑 2番目]のマスの赤色の値を適用する。(+1)
    • 緑色のランプがこのモニターに現れたのは今回が1回目なので、1つ目の表を参照し、[緑 1回目]のマスの青色の値を適用する。(-1)
  • 最後に3番目のランプについて考える。
    • ランプが点滅しているため、2つ目の表を使用する。
    • ランプはオレンジで左から3番目にある。したがって、2つ目の表を参照し、[オレンジ 3番目]のマスの値を適用する。(+6)
    • オレンジのランプがこのモニターに現れたのは今回が2回目なので、1つ目の表を参照し、[オレンジ 2回目]のマスの青色の値を適用する。(-2)
  • すべての値を連結すると (-2, -3, +1, -1, +6, -2) となる。これらの総和がスコアに適用するべき値になる。今回の場合は-1となる。

セクション5:接続

  • 以下のようにワイヤの色が配置されていると仮定する。
なし
XX
  • セクション5内にあるモニターを囲む8つのボックスは、れぞれワイヤがある方角を指している。
  • つまり、北西のワイヤが緑なら、北西の表を参照し、緑に対応する値を取得し、スコアに適用する。全てのワイヤについて同様に行う。
  • すべてのワイヤをチェックしたら、それが最終スコアになる。
-2 +1 なし
-2 XX +2
-1 +2 -3
  • ただし、各ワイヤの値は、そのモニターに繋がっているその色のワイヤの本数を乗算する。
    • 緑・青・赤・紫は各1本なので、値は変化しない。
    • しかし、白は3本繋がっているため、3つの白のワイヤの各値に3を掛ける。よって北の白は+3、左の白は-6、南西の白は-3になる。
  • 結果として、最終的に適用するべき値は -7 になる。
-2 +3 なし
-6 XX +2
-3 +2 -3

セクション6:押す順序(補足)

  • ここでは、2点について明確にしておこう。青と緑の色付けルール、もう一つは再開始ルールだ。

  • 青と緑の色付けルール:

青色のモニターが緑色のモニターに接続されている場合…

…青いモニターがチェック済みになると…

…接続された緑のモニターが起動し、その緑のモニターの画面上の数字は変化し、表示は青に戻る(以降は変化しない)。

  • 再開始ルール:

  • 緑のモニターが起動し、その新しい数字で総スコアが正になる場合は、変化した後に押すべき順番を最初から見る。
  • セクション6の序盤にいる場合は、影響はほとんど起こらない。ただし、以下のようなケースが発生することがある。
    • 押す順序が青のセットだと特定したとする。あなたはちょうど4番目のモニター(オレンジ・偶数)まで押した。だが、そのディスプレーを押した直後に緑色の画面の赤いモニターが起動し、スコアが正になった。現在、そのモニターのスコアは偶数である。偶数の赤モニターは最優先で押さなければいけない。残りのモニターを確認する前に、直ちにそのモニターに戻ってチェック済みにする。