モジュール詳細：珊瑚色暗号

コーラルにより、この暗号は強化されています。 - エア

モジュールは、3つのディスプレー、キーボード、左右の矢印、及び現在のページを表示するボタン(送信ボタン)で構成されている。

右の矢印を押すと、次のページに移動できる。左の矢印を押すと前のページに移動できる。ページは全部で2ページある。

ページ1には、上のディスプレーに6文字の暗号化された単語、真ん中のディスプレーにキーワード、下のディスプレーには数字が表示される。

ページ2には、上のディスプレーに別のキーワードが表示される。

以下のルールに従って単語を解読する。

ステップ1：プリッシー暗号

1ページ目の真ん中のディスプレーからキーワードを取り出し、重複する文字を削除する。アルファベット全体を取り出し、キーワードに表示されている文字をすべて削除する。

ポートの個数が奇数である場合、キーワードの末尾にアルファベットを配置する。そうでない場合、キーワードの先頭にアルファベットを配置する。その後、そのキーを半分に分割し、後半のキーを前半のキーの真下に配置する。

シリアルナンバーの四番目の文字(A = 1,B = 2...Z = 26)を13で割った余りをオフセットとして開始し、暗号化された単語の各文字ごとに以下の処理を実行する。

• キーの中から暗号化された単語のN番目の文字を見つける。
• その場所からオフセットの値だけ左に移動する。左端は同じ段の右端と繋がっている。
• 到達した英字の真上/真下にある英字が新たな暗号化された英字である。
• オフセットと結果の英字の和を13で割った余りを求める。これが新しいオフセットである。

例

暗号化された単語：NKUICV
真ん中のディスプレー：EARNEST
ポートの個数：2
キー：EARNSTBCDFGHIJKLMOPQUVWXYZ
オフセット：V -> 22 -> 9

EARNSTBCDFGHI
JKLMOPQUVWXYZ

N -> C -> U オフセット：9 + 21 -> 30 -> 4
K -> X -> G オフセット：4 + 7 -> 11
U -> W -> F オフセット：11 + 6 -> 17 -> 4
I -> D -> V オフセット：4 + 22 -> 26 -> 0
C -> C -> U オフセット：0 + 21 -> 21 -> 8
V -> J -> E

新たな暗号化された単語：UGFVUE

ステップ2：AMSCO転置

1ページ目の下のディスプレーにある数字キーを取り、キーの列に収まるように、その真下に読み順で4つの「セル」を置く。

シリアルナンバーの一番目の文字(A = 10,B = 11...Z = 35)が奇数の場合、各セル内に入れられる文字列の長さは読み順で{1, 2, 1, 2}である。そうでない場合、各セル内に入れられる文字列の長さは読み順で{2, 1, 2, 1}である。

各セルを文字列の長さと同じ長さのダッシュで埋める。数字の昇順で、その真下にあるセル内の各ダッシュを、ステップ1で取得した暗号化された単語の各文字に置き換えて配置する。その後、文字を読み順で読み、新しい暗号化された単語を取得する。

例

暗号化された単語：UGFVUE
キー：231
文字列の長さ：1212

2	3	1
-	--	-
--

2	3	1
G	UE	U
FV

新たな暗号化された単語：GUEUFV

ステップ3：GROMARK暗号

ここでは、ステップ2で取得した暗号化された単語と2ページ目の上のディスプレーに表示されたキーが必要になる。

キーワードの下に、アルファベットの昇順で数字を記入する。同じ英字がある場合、それらは読み順で数字を記入する。これが数字キーである。

キーワードを取得し、最初に出現した英字以外の重複する英字を削除する。アルファベットの文字列全体を取り出し、キーワードに表示されている英字をすべて削除する。

ポートの個数を4で割った余りが2以上の場合、キーワードの末尾にアルファベットを配置する。そうでない場合、キーワードの先頭にアルファベットを配置する。これがアルファベットキーである。

キーの列が合うように、ステップ3の数字キーの真下にアルファベットキーを読み順で記入する。アルファベットキーを数字の昇順で縦に読み、最終的なアルファベットキーを取得する。アルファベットキーの真下に通常のアルファベットの文字列を記入する。

新しい数字キーを作成する。この数字キーは、先頭3桁が元の数字キーであり、その末尾にある3桁が追加される。その3桁は数字キーの先頭2桁の和を10で割った余り、先頭から2番目の2桁の和を10で割った余り…のようにして求める。

暗号化された単語の各英字に対して、以下の処理を行う。

• 暗号化された単語のN番目の文字を上段から探す。
• 数字キーのN番目の数字だけ左に移動する。
• その真下にある英字が、復号された英字である。

例

暗号化された単語：GUEUFV キーワード：IMAGINED ポートの個数：2

IMAGINED
57146832

5	7	1	4	6	8	3	2
B	C	F	H	J	K	L	O
P	Q	R	S	T	U	V	W
X	Y	Z	I	M	A	G	N
E	D

最終的なアルファベットキー：FRZOWNLVGHSIBPXEJTMCQYDKUA

数字キー：571 -> 571283

FRZOWNLVGHSIBPXEJTMCQYDKUA
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

G, 5 -> O -> D
U, 7 -> T -> R
E, 1 -> X -> O
U, 2 -> D -> W
F, 8 -> M -> S
V, 3 -> W -> E

復号された単語：DROWSE

復号された単語を取得したら、それを送信する。入力を開始すると、全てのディスプレーが暗転し下のディスプレーに入力された文字が表示される。

入力を消去するには、いずれかの英字をクリックする。ページが移動し、入力した文字列が消去される。6文字を超える入力はできないようになっている。

入力に問題がなければ、「SUB」と書かれたボタンを押して、回答を送信する。ミスが記録された場合、モジュールの最初のページに戻るが、暗号の再生成はされない。