モジュール詳細:全てあなたの所為です。

全てあなたの所為です。

このモジュールは、初期状態では黒い空白で表示され、爆弾が起動すると、5行の文章が下から上に流れる。

モジュールの左上の部分を押し込むと、文章が流れるスピードが速くなり、モジュールの左下の部分を押し込むと、文章が流れるスピードが遅くなる。これらは、爆弾が起動した数秒後から操作を受け付ける。

表示されている文章は、付録██████の3曲のうち1曲から抜粋したものである。歌詞を曲中に登場する順番に並び変えて、それぞれの歌詞を送信する必要がある。

表示されている5つの歌詞は必ず連続しており、折り返すことはない。1つのモジュールに同じ歌詞が表示されることがあり、それらが正しい歌詞の場合はどちらかを送信する。

歌詞を送信するには、モジュールに歌詞が表示されたらモジュールの右側の部分を押す。一度に2つの歌詞が表示されている場合、モジュールの下側に表示されている歌詞が送信される。

歌詞が正しく送信されると、文章の色が緑色に変わる。正しくない場合は、一時的に赤色に変わり、ミスが記録される。色付きの文章は、すでに送信された歌詞となる。

全ての5つの歌詞が正しく送信されると、曲が再生され、モジュールが解除される。

付録 ██████

SONG 1 - .

大変申し訳ありませんが、

この動画はアップロード者が削除した為、

ご覧になることができません。

またの御アクセスをお待ちしております。

携帯ゲームの裏、

フタを開けてみて、

空っぽだったはずなのに、

淡い光が漏れていたので、

いたずらに覗いたら、

デンチが腐っていた。

掌から滑り落ち、

叩きつけられて、

やむ終えず覗いたら、

画面が割れていました。

たわむれに書いた傘の中、

ひとりでに骨が折れ、

心地よい音 頭蓋の中、

湿って砕けました。

湧き出た光る水を、

飲んでみたくなり、

空っぽだったはずなのに、

器から溢れてしまいそうで、

ひとくち含んでみたら、

甘すぎて吐き出したよ。

漏れ出た黒い液が、

怖くてたまらないのに、

指先が触れてしまい、

血液と混ざりました。

心地よい音 頭蓋の中、

ひとりでに骨が折れ、

たわむれに書いた傘の中、

全てあなたの所為です。

心地よい音 頭蓋の中、

ひとりでに骨が折れ、

たわむれに書いた傘の中、

全て██の所為です。

沢山の目が光り、

見つめていたのか。

またの御アクセスをお待ちしております。

SONG 2 - ..

大変申し訳ありませんが、

この動画はアップロード者が削除した為、

ご覧になることができません。

またの御アクセスをお待ちしております。

蛍光灯の明かりの下、

艷やかな足跡がある、

シアン化物の甘い匂いで、

手足が痺れはじめ。

からだ中に差し込まれてく、

いかにもな理由を添えて、

どうして針はこちらを向いて、

繰り言を吐くの?

砂を噛み、

鏤骨を齧り、

ナメクジが死んでました。

それは万有引力の、

様なモノであり、

抗えば抗う程、

青く燃え上がるのです。

それはテレメトリ信号が、

指し示す通り、

もがく腕や足はもう、

意味をなさないのです。

後は野となれ山となれと、

何も成し遂げられず居る、

偶像崇拝妄信者が、

溜飲を下げる。

四辺形に収容された、

路傍の人の慰みが、

植え付ける様にこちらを向いて、

咎めるのでしょう。

砂を噛み、

鏤骨を齧り、

ナメクジが溶けていました。

それは万有引力の、

様なモノであり、

抗えば抗う程、

青く燃え上がるのです。

それはテレメトリ信号が、

指し示す通り、

もがく腕や足はもう、

意味をなさないのです。

這いずり方が、

思い出せなくなりました、

全てあなたの所為です。

それは万有引力の、

様なモノであり、

抗えば抗う程、

青く燃え上がるのです。

それはテレメトリ信号が、

指し示す通り、

もがく腕や足はもう、

意味をなさないのです。

柔らかい場所を、

沢山の指先で、

触れようとしていたのか。

またの御アクセスをお待ちしております。

SONG 3 - ...

本日は***に

御アクセス頂き、

ありがとうございます

大変申し訳ありませんが、

この動画はアップロード者が***した為、

ご覧になることができません。

またの御アクセスをお待ちしております。

穴の空いた両の手で、

喉の渇きは潤せず、

甘いはずの水は、

掬っても零れてゆく。

穴の空いた両の手で、

目を遮ることは出来ず、

柔らかな熱源が、

視神経を焼き切りました。

腕の無い三重の

振り子が描き出す背骨を、

短慮な烏が

啄むのでした。

不快な音を鳴らして、

無い爪を立てる、

形骸化した心地よさには、

遅効性の毒があるのです。

見たいモノだけを見て、

目が覚めた時はすでに遅し、

死に至るでしょう。

全てあなたの所為です。

穴の空いた両の手で、

逃げ水を追いかけて行く、

気が付けば遠くまで、

歩いてしまいました。

穴の空いた両の手で、

硝子の向こうをそっと見る、

意味のない言葉は、

此の世に存在しないのです。

陰になり日向になり、

顰蹙の密売商人が、

土足で踏み込んで

来るのでした。

ただ緩やかに黄昏れて行く、

誰も止め方がわからずに、

心臓の位置を避けるようにと

横から杭が打ち込まれました。

不快な音を鳴らして、

無い爪を立てる、

形骸化した心地よさには、

遅効性の毒があるのです。

見たいモノだけを見て、

信じたいモノを信じ、

沢山の足の音が、

近づいていたのか。

またの御アクセスをお待ちしております。