モジュール詳細:エルダー・フサルク

ルーン文字におけるアルファベットのことを、先頭六文字「Fehu, Uruz, Teiwaz, Hagalaz, Ansuz, Raido, Kenaz」の頭文字を取って、フサルク(Futhark)と呼ぶ。ここで使用する文字は日本でいう旧漢字のようなもので、新しい字体に取って代わられたのだ。

エルダー・フサルクには23種のルーン文字が含まれる。3つのルーン文字がモジュール上に表示される。それらの名前を変換し、結果をエルダー・フサルクで入力することが目標である。

  • 最初に、文字列中に含まれるルーン文字の名前を特定する(付録RAIDOを参照)。
  • その他2つより長い名前がある場合は、短い名前を繰り返して埋める。例えば、ルーン文字がEHWAZTHURISAZISAの場合、その他2つはそれぞれEHWAZEHWISAISAISになる。
  • 3つの名前を織り交ぜていく。一番目のルーン文字の頭文字から始め、二番目に表示されたルーン文字の頭文字、残りのルーン文字の頭文字と続ける。これを、すべての英字が織り交ぜられるまで、二番目の文字、三番目の文字に対して続ける。
    例えば、GEBOGEB + JERAJER + NAUTHIZ = GJNEEABRUOATGJHEIEBRZとなる。
  • シリアルナンバーの数字の合計6で割った余りを求め、その数だけ文字をにずらす。
  • 結果を、元のルーン文字の名前全体の長さで切り捨てる。これが暗号化化キーである。
  • 元の名前と暗号キーをエルダー・フサルクで書き直す(付録RAIDOを参照)。
  • 付録FEHU内の標を用いて、暗号化キーを使用してルーン文字の名前の暗号化を行う。
    • 列には、ルーン文字の名前を使用する。
    • 段には、暗号化キーを使用する。
    • 列/段の交点にあるルーン文字が結果である。
  • 各ルーン文字を順番に押して、答えをモジュールに入力する。
  • 間違えた場合、モジュールは現在のルーン文字の入力前までリセットされる。つまり、最初のルーン文字の暗号文を正しく入力した場合、再入力の際は二番目のルーン文字からで良い。

付録RAIDO:ルーン文字の名前と対応する英字

ルーン文字英字名前ルーン文字英字名前
a“Ansuz” m“Mannaz”
b“Berkana” n“Nauthiz”
c, k, q“Kenaz” o“Othila”
d“Dagaz” p“Perthro”
e“Ehwaz” z“Algiz”
f“Fehu” r“Raido”
g“Gebo” s“Sowulo”
h“Hagalaz” t“Teiwaz”
i“Isa” u“Uruz”
j“Jera” v, w“Wunjo”
y“Eihwaz” x“Thurisaz”
l“Laguz”

付録FEHU:フサルク暗号