モジュール詳細:IPA(聴覚検査版)

ˈfleɪvɚ tɛks ɑɹ ˈɹɪli ˈɡɛtɪŋ oʊld.

  • 再生ボタンを押すと、国際音声記号(IPA)の発音を録音した音声が再生される。
  • 再生ボタンは何度でも押すことができる。
  • 以下の表に従って、再生中の音に対応する記号のボタンを押す。
  • 間違ったボタンを押すと、ミスが記録され、モジュールがリセットされる。
子音(肺気流)
両唇音 唇歯音 歯音 歯茎音 そり舌音 硬口蓋音 軟口蓋音 口蓋垂音 咽頭音 声門音
破裂音 p
b
t
d
ʈ
ɖ
c
ɟ
k
g
q
ɢ
ʔ
鼻音 m ɱ n ɳ ɲ ŋ ɴ
ふるえ音 ʙ r ʀ
はじき音 ɾ ɽ
摩擦音 ɸ
β
f
v
θ
ð
s
z
ʂ
ʐ
ç
ʝ
x
ɣ
χ
ʁ
ħ
ʕ
h
ɦ
側面摩擦音 ɬ
ɮ
接近音 ʋ ɹ ɻ j ɰ
側面接近音 l ɭ ʎ ʟ

子音(非肺気流)
吸着音: 入破音: 放出音:
ʘ 両唇音 ɓ 両唇音 両唇音
ǀ 歯音 ɗ 歯/歯茎音 歯/歯茎音
ǃ 歯茎音 ʄ 硬口蓋音 軟口蓋音
ǂ 硬口蓋歯茎音 ɠ 軟口蓋音 歯茎摩擦音
ǁ 歯茎側面音 ʛ 口蓋垂音
  • 緑色でハイライトされている音は、常に登場する可能性がある。
  • 赤色でハイライトされている音は、英語を母国語とする人には聞き分けにくい可能性があり、ハードモードが有効である場合のみ登場する。ハードモードはMOD設定で切り替えることができる。ハードモードが有効になっている場合、再生ボタンは赤色になり、そうでない場合、緑色になる。
  • グレーで強調表示され、セルが空になっている音は、存在しないか、登場しない。
  • IPA表の読み方

    すべての子音には、口の中でどのような動作が行われるかを示す「調音法」と、その動作がどこで行われるかを示す「調音点」がある。子音(肺気流)表では、「調音法」が段で、「調音点」が列である。肺気流によって作られる子音は、肺からの空気圧によって生み出される音を意味する。

    子音(肺気流)表のスラッシュは、無声音/有声音を指す。子音が有声音である場合、発声中は声帯が振動している。

    以下の説明では、「調音器官」とは、調音法を行う口の中の部分を指す。これは「調音点」のことではない。— 例えば、歯茎音の場合、調音器官は舌である。

    調音法

    • 破裂音: 声道が塞がれ、空気の流れが止まる。
    • 鼻音: 空気は鼻から抜けるが、口からは抜けない。
    • ふるえ音: 調音器官を静止させ、気流で振動させる。
    • はじき(たたき)音: 筋肉を一回収縮させることで、一方の関節をもう一方の関節にぶつける。
    • 摩擦音: 空気は、近接させた2つの調音器官を通して送り込まれる。
    • 側面摩擦音: 気流が舌の側面に沿って移動するが、口の中央を通過するのが妨げられる摩擦音。
    • 接近音: 2つの調音器官は互いに接近しているが、摩擦音になるほど接近していない。
    • 側面接近音: 側面摩擦音と同じだが、近似音がある。
    • 吸着音: 2つの調音器官を合わせ、その結果生じる空気のポケットを吸引作用で希薄化する。
    • 入破音: 気流は声門を下に動かすことによって調節される。声門とは、声帯と声帯の間の空間である。
    • 放出音: 声門を同時に閉鎖して発声する無声子音。空気の破裂が目立つ。

    調音点

    • 両唇音: 互いの唇を合わせる。
    • 唇歯音: 下唇を上の歯に当てる。
    • 歯音: 舌を上の歯に当てる。
    • 歯茎音: 舌を歯茎(上の歯の真後ろにある部分)に当てる。
    • そり舌音: 舌を硬口蓋に巻きつける。硬口蓋とは、口の天井の中央の部分である。
    • 硬口蓋音: 舌の本体が硬口蓋に当たって盛り上がっている。
    • 軟口蓋音: 舌の奥の部分を口蓋に当てる。口蓋とは、口の天井の奥の部分である。
    • 口蓋垂音: 舌の奥の部分を口蓋垂に当てるか、口蓋垂に近づける。口蓋垂とは、口の天井の奥にある垂れた部位である。
    • 咽頭音: 主に咽頭で発音する。咽頭とは、のどの奥の空いた空間である。
    • 声門音: 主に声門で発音する。声門とは、声帯と声帯の間の空間である。