モジュール詳細:こいこい

待って…魚の話じゃなかったっけ?

このモジュールを解除するには、処理担当者が日本の花札ゲーム「こいこい」を3回戦行い、勝利する必要がある。

処理担当者は、次のいずれかと対戦することができる:

  • 同時にモジュールを操作している他の処理担当者*
  • 大型ディスプレーの「Play against bot(ボットと対戦)」ボタンを押して、ボット相手と対戦する。

3回戦終了後、勝者のモジュールが解除される。もう一方のプレイヤーは新しい対戦を行わなければならない。引き分けの場合、両プレイヤーは新しい対戦を行わなければならない。いかなる場合でもミスは記録されない。

*Twitch Playsである場合、Steam以外で対戦を開始した場合、または「こいこい」モジュールが重複した場合、オンラインプレイは利用できない。いずれの場合も、自動的にボットと対戦する。

モジュールの操作方法

  • 手札や場の札をクリックして、取る札を選ぶ。
  • 「Koi-Koi(こいこい!)」を宣言するか、現在の対戦を終了する(STOP!)には、選択肢が与えられた(蓋が開く)ときにそれぞれのボタンを押す。
  • プレイヤーが取った札の横のディスプレーには、上から順に、3つの数字が表示される。
    1. プレイヤーの最終得点 (現在の対戦を除く)
    2. 現在の対戦の倍率
    3. 現在の対戦でプレイヤーが形成した役の基本点数の合計
  • このディスプレーには2つのボタン (◄ と ►)も表示される。これらの札は、プレイヤーがどの種類の札を取ったかを順番に表示させる。その上の記号は、現在表示されている種類を表すシンボルである。これらのボタンは相手のディスプレーでも押すことができる。
  • 対戦中、場の横にある大型ディスプレーには、以下の内容が表示される:
    • 手番が回ってきたプレイヤーの側に のマークが表示される。このマーカーは、1回戦はオレンジ、2回戦は赤、3回戦は緑となる。
    • 手番中に新しい役を作った場合と、前の役を改良した場合、現在のプレイヤーの役とその基本点数 (プレイヤーが「こいこい!」を宣言するか対戦を止めるかを選択している間のみ)が表示される。
    • オンラインでプレイしている場合、「Leave game(ゲームを離れる)」ボタンが表示される。
    負けまたは引き分けの場合、対戦終了後、このディスプレーに表示される「New game(新しい対戦)」ボタンを押して、新しい対戦を探すことができる。
  • Twitch Playsでは、モジュールのIDが山札に表示される。

花札について

花札は48枚の札で構成され、各札は12の月を表し、各月に属する札は4枚である。
同じ月の2枚の札には同じ花が描かれている(11月のカス札を除く)。
花札には4種類の札がある。

  • カス札 には植物だけが描かれている。
  • 短冊札 には赤か青の短冊が描かれている。
  • 種札 には動物(一部を除く)が描かれている。
  • 光札: この札は1組の中に5枚しか入っておらず、光や神話にちなんだ絵が描かれている。

菊に盃 (9月) は、種札でありカス札でもある。
柳に小野道風 (11月、通称:雨) は光札であるが、他の光札と比べると弱い。
花札のリストについては、付録Hを参照する。

こいこいのルール

「こいこい」は通常、3回戦、6回戦、12回戦のいずれかで構成される。このモジュールでは、常に3回戦で構成される。各プレイヤーに8枚の札が配られ、別の8枚の札が場に表向きに配られる。各手番では、親がスタートプレイヤーとなる。

このモジュールでは、最初に参加した処理担当者が最初の親となり、他の処理担当者と対戦する。処理担当者はボット相手には常に最初の親となる。

こいこいの対戦では、プレイヤーは順番に場から札を集め、手札にある札と合わせて、「役」と呼ばれる組み合わせを作る(役のリストについては付録Yを参照すること)。手番の流れは次のようになる。

  1. プレイヤーは手札から札を1枚選ぶ。
    • 場の上に同じ月の札がない場合、プレイヤーはその札を表向きに場に置く。
    • 場の上に同じ月の札が1枚ある場合、プレイヤーはその2枚(選んだ1枚と場の1枚)を取り、自分の前に表向きに置く。
    • 場の上に同じ月の札が2枚ある場合、プレイヤーは選んだ札と一緒に場にあるどちらの札を取るかを選択する。
    • 場の上に同じ月の札が3枚ある場合、プレイヤーは4枚すべてを取る。
  2. プレイヤーは山札から札を1枚引き、手札から1枚選ぶのではなく、引いた札を選択した札としてステップ1を繰り返す。
  3. プレイヤーは、集めた札(手札の札はカウントされない)で、新しい役ができたか、先にできた役の改良(カス、タン、タネの役はそれぞれの種類の札が1枚増えるごとに点数が増える)ができたかを確認する。
    もしそうなら、2つの選択肢がある:
    • どちらかのプレイヤーが「Koi-Koi!(こいこい!)」を宣言 (手札がなくなった場合、宣言できない)した場合、現在の対戦は続行され、対戦終了時の倍率は1増える。
    • どちらかのプレイヤーがゲームを止めた場合、現在の対戦は終了する。 獲得できる点数は、 p×(k+1) で計算される。ここで、p は形成された役の基本点数の合計、 k は現在の対戦中に(いずれかのプレイヤーによって)宣言された「こいこい!」の回数である。
      例えば、カス札が12枚、青短が3枚あり、「こいこい!」が1回宣言された場合、(3+6)×(1+1)=18点となる。
      もう一方のプレイヤーは無得点となる。ゲームを止めたプレイヤーが次の対戦の親になる。
    対戦が終了しない場合、もう一方のプレイヤーが手番を行う。手札が1枚もない場合は引き分けで現在の対戦は終了となり、どちらのプレイヤーも無得点となる。次の対戦でも親は変わらない。
すべての対戦が終了した時点で、より多くの点数を獲得したプレイヤーの勝利となる。

付録 H: 花札一覧

1月 7月

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

光札
 

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 
2月 8月

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 

カス札
 

カス札
 

種札
 

光札
 
3月 9月

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

光札
 

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
カス札
4月 10月

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 
5月 11月

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 

光札
 
6月 12月

カス札
 

カス札
 

短冊札
 

種札
 

カス札
 

カス札
 

カス札
 

光札
 

付録 Y: 出来役一覧

光札の役
これらの役は複合しない
名前 条件 基本点数
五光 光札5枚 15
四光 雨を除いた光札4枚 8
雨四光 雨+他の光札3枚 7
三光 雨を除いた光札3枚 6
その他の役
名前 条件 基本点数
カス 少なくとも10枚のカス札 カス札の枚数-9
タン 少なくとも5枚の短冊札 短冊札の枚数-4
タネ 少なくとも5枚の種札 種札の枚数-4
赤短    6
青短    6
猪鹿蝶    6
花見で一杯   5
月見で一杯   5

12回戦(このモジュールでは行われない)の場合、各対戦は月に対応する(1回戦-1月、2回戦-2月など)。
それぞれの対戦では、対応した月を表す札を4枚すべて集めると4点の役となる。

現実世界の「こいこい」における手札の役

現実の「こいこい」で札を配るとき、「手役」と呼ばれる組み合わせがある。このモジュールでは、これらの組み合わせは決して現れない。
これらの組み合わせは次のとおり:

  • 手四: 同じ月が4枚ある
  • くっつき: 同じ月が2枚ずつ4組ある

これらの手は不利であるため、それを持っているプレイヤーは即座に点を獲得する。

  • 「手役」を持っているプレイヤーが1人しかいない場合、そのプレイヤーは6点を獲得し、次の対戦の親となって現在の対戦が終了する。
  • 両プレイヤーが「手役」を持っている場合、同点で現在の対戦は終了し、同じプレイヤーが親のままとなる。
  • 場に「手役」が配られた場合、札は再びシャッフルされ、親が配り直す(手番は終わらない)。