モジュール詳細:残忍制限マスターマインド

彼はこれも持ち帰らせた。彼がやり慣れたものよりも、もっと精錬が必要だった。

このモジュールはモジュール「残忍マスターマインド」とよく似ているが、このモジュールには幾つかの変更点がある。

  • モジュールが180°回転している。
  • 送信(Submit)ボタンがリセット(Reset)ボタンに置き換えられている。
  • クエリ(Query)ボタンとリセットボタンは中央に配置される。LEDは上端の近くに配置される。
  • 6つの色を循環する5つのLEDが、8つの色を循環するようになっている。
  • ディスプレーにはディスプレーの左右ではなく上下に灰色の境界線が表示される。
  • クエリボタンを押すと逆さまのディスプレーに3つの色のついた数字が表示される。これらの情報は、次のページで利用する。
  • 正しい色のシークエンスを送信してモジュールを解除するために、クエリボタンを押して状態を確かめることができるが、これは15回までしか行うことができない。正しい色を求められないまま15回のクエリを使い果たすとミスが記録され、モジュールがリセットされる。リセットボタンを押すとミス無しで同様の効果が得られる。正しいシークエンスでクエリを行うと、モジュールはパニック状態になるが、通常通りに解除される。

モジュールがリセットされると、新しいシークエンスが生成され、残りのクエリ回数が15回にリセットされる。それまでのクエリの情報も全て削除される。

クエリは、以前に一度も利用していないシークエンスを利用した場合でのみカウントされる。したがって、以前クエリを行なったシークエンスであるならば、残りカウントを減らさずに再びクエリを送って結果を再確認することができる。

モジュールはクエリ回数が使い果たされるか、処理担当者が正しい回答を入力できた場合に、正しい回答を表示する。

ディスプレーの読み方: 初期値

ディスプレーを正しい方向に回転して読む。左の数字の色を利用して、クエリの結果の初期値が何を表しているのかを知ることができる。以下の表は、左から順に割り当てられる。

以下の表において:

  • Jは正しい位置にある正しい色の個数を表す。
  • Oは間違った位置にある正しい色の個数を表す。
  • Lは間違った色の個数を表す。
左の数字の色 初期値の表す内容
J, O, L
黄色 O, L, J
シアン L, J, O
J, L, O
マゼンタ L, O, J
O, J, L

ディスプレーの読み方: 修正値

ディスプレーを正しい方向に回転して読む。中央の数字の色を利用して、クエリの結果の修正値を特定することができる。修正値にシフトを適用した後、これらの値は同じ位置にある初期値に加算される。以下の表では、スペースの関係でいくつかの表現が省略されている。「#」は続く内容の個数を表す。「*」はクエリを送った時点での値を表す(つまり再度クエリを行なった場合に値が変化することがある)。「%」はモジュロ演算(左の値を右の値で割った時のあまり)を表す。いずれの場合においても、値が99を超えるならば、代わりに100で割った時のあまりを利用する。

中央の数字の色 修正値(左, 中央, 右)
シアン (#点灯したインジケーター, #点灯していないインジケーター, #インジケーター)
(#解除された通常モジュール*, #解除されていない通常モジュール*, #特殊モジュール)
黄色 (#単3バッテリー, #単1バッテリー, #バッテリーホルダー)
マゼンタ (#ミス*, #モジュール, 開始時間の分数 % 60)
(#ポートの種類, #重複しているポートの種類, #ポートプレート)
(#シリアルナンバーの数字, シリアルナンバーの数字の合計, #シリアルナンバーの英字)

ディスプレーの読み方: 修正値のシフト・変換

ディスプレーを正しい方向に回転して読む。右の数字の色を利用して、修正値に適用されるシフト、あるいは置き換えられる値を特定する。これは、修正値が初期値に加算される前に、修正値に適用されることを留意する。

シフトは3つそれぞれの修正値に適用される。例えば、右に1シフトする場合、中央にあった修正値が右の初期値に加算される。同様に、左に1シフトする場合、中央にあった修正値が左の初期値に加算される。シフトされた結果、位置が溢れてしまった場合、反対側にループする。つまり、右に1シフトする場合、右にあった修正値が左の初期値に加算され、左に1シフトする場合、左にあった修正値が右の初期値に加算される。

右の数字の色 シフト・変換
シアン 修正値を左に1シフト
左の数字を残りのクエリ数に置き換える
黄色 中央の数字を残りのクエリ数に置き換える
マゼンタ 右の数字を残りのクエリ数に置き換える
修正値をそのまま利用する
修正値を右に1シフト