モジュール詳細:韻文

「詩は何事にも耐えられる。誤植を除いて」 -オスカー・ワイルド

このモジュールを解除するには、英文を正しいアクセント・リズムで発音できる能力が求められる。自信がない場合は、簡略版マニュアル(英語版)を参照することで、表示されたフレーズの韻律を求められる。

このモジュールには二つのディスプレー画面と二つのボタンがある。
ボタンは長音記号を示すマクロン()と短音記号のブレーヴェ()
がある。各ディスプレーには、韻律の繰り返しからなる、ある韻文が表示される。

韻文とは、韻律を並べて構成された文章である。

韻律とは、長音/短音記号のパターンである。

表示されうるすべての韻文は、一つの韻律をフレーズの長さだけ繰り返すことで構成されている。
モジュールを解除するには、二つのボタンを用いて正しいキー韻律を入力する。ミスが記録されると、入力がリセットされる。

ステップ一:韻律調整

  • NATOフォネティックコードと表1.3を使用して、シリアルナンバーの一番目と二番目の英字の韻律を求める。
  • 表1.1を使用して、その韻律の値を求める。一つの記号しか含まれない英字については、その値は自動的に1とする。
  • 二つの値とシリアルナンバーの最後の数字を足し合わせ、韻律調整値を求める。結果が12より大きい場合、12以下になるまで12を引き続ける。

ステップ二:キー韻文の算出

  • 表1.2を使用して、上のディスプレーにある韻文で繰り返されている韻律を特定する。
  • 表1.1上で上のディスプレーの韻律がある段から開始し、韻律調整値と同じ数だけ下に進む。
  • 到達した段の韻律を記録する。これがキー韻文の前半になる。
  • 表1.2を使用して、下のディスプレーにある韻文で繰り返されている韻律を特定する。
  • 表1.1上で下のディスプレーの韻律がある段から開始し、韻律調整値と同じ数だけ下に進む。
  • 到達した段の韻律を記録する。これがキー韻文の後半になる。
  • 表1.2からキー韻文のマクロンとブレーヴェの並びを求める。上のディスプレーの韻律の後に下のディスプレーの韻律を続ける。

表1.1

韻律
Molossus 1
Spondee 2
Bacchius 3
Amphibrach 4
Dibrach 5
Antibacchius 6
Dactyl 7
Iamb 8
Anapest 9
Cretic 10
Trochee 11
Tribrach 12

表1.2

韻律 発音パターン
Dibrach
Iamb
Trochee
Spondee
Tribrach
Dactyl
Amphibrach
Anapest
Bacchius
Cretic
Antibacchius
Molossus

表1.3

太字の部分は長音、通常の文字は短音、-は音と音の区切りを示している。

文字 発音 文字 発音
A A-lfa N No-vem-ber
B Bra-vo O Os-car
C Char-lie P Pa-pa
D Del-ta Q Que-bec
E E-cho R Ro-me-o
F Fox-trot S Si-er-ra
G Golf T Ta-ngo
H Ho-tel U U-ni-form
I In-di-a V Vic-tor
J Ju-li-ett W Whis-key
K Ki-lo X X-ray
L Li-ma Y Yan-kee
M Mike Z Zu-lu