モジュール詳細:マイク

シーッ、聞こえてるよ。

インジケーターの識別については、付録Aを参照する。
ポートの識別については、付録Cを参照する。
『マイク』モジュールで録音された会話の抜粋については、付録MEを参照する。

  • 左側にはマイクがある。このモジュールを解除するには、振動板を吹き飛ばして、マイクを破壊しなければならない。
  • マイクにはセキュリティシステムが内蔵されており、これに過負荷がかかるとマイクが自動的に無効化される。
  • ただし、マイクが破壊される音量とセキュリティが作動する音量の間には、マイクが聴き取れない地点がある。
  • 振動板を吹き飛ばすには、マイクの録音音量を正しい方法で操作しながら、マイクに向かって大きな音を再生する。
  • 右下には音量調節つまみがある。範囲は0から5までとなる。これを押すと、録音音量が1ずつ上がる。最大値を超えるとループして0に戻るため、操作を誤るとミスが記録される可能性がある。
  • また、右上には録音ボタンがあり、マイクの有効/無効を切り替えることができる。

十分に大きな音の例

爆弾自体は、マイクの振動板を吹き飛ばすのに十分な大きさとなる音を2つしか出すことができない。それらはミスが記録された音と、爆弾の爆発音である。 爆弾の内部振動によって振動板を破壊する効果は高いが、残念ながら、これら2つの音はどちらもマイナスの副作用を伴う。 処理担当者は、十分に大きな音を発生させるために、爆弾そのものではなく、この部屋の中にある別の装置を使用することをお勧めする。

ステップ1

マイクの聞き取れない地点を計算する。

  1. 丸でマークされた、音量調節つまみの初期位置を取る。
  2. 爆弾にあるステレオRCAポート1つにつき1を引く(赤と白のジャックで1つのポートとなる)。
  3. モジュールにポップガードがある場合、1を足す。ポップガードは、マイクの上に置かれた黒っぽい色の大きな丸い風防として識別できる。
  4. 現在の値が負の数である場合、-2を掛ける。
  5. 現在の値が5より大きい場合、0に変更する。

ステップ2

録音ボタンの赤色LEDが点滅している場合、モジュールは現在、処理担当者の音を録音している。まず、これをオフにする必要がある。手動でボタンを押すと、音量調節つまみを下げること同様に、ミスが記録される。録音は、意図的にマイクのセキュリティシステムを作動させることで強制停止させる必要がある。LEDがすでに消灯している場合、このステップを省略することができる。

  1. 音量調節つまみをマイクの聞き取れない地点より上に合わせる。マイクの聞き取れない地点が 5 の場合、音量を 5 に設定する。音量調節つまみを最大値5より上に動かそうとしてはならない。
  2. 大きな音を再生する。LEDの点滅が止まり、点灯したままになる。
  3. セキュリティシステムが作動するまで、音を再生したままにする。これにより録音が停止し、LEDが消灯する。最長10秒かかる。

ステップ3

最初の録音が停止したら、音量調節つまみを安全に下げることができる。この時点から、再びセキュリティシステムが作動するとミスが記録される。

  1. 音量調節つまみをマイクの聞き取れない地点に合わせる。
  2. 録音ボタンを押して、マイクを再び有効にする。(LEDが点滅を開始する)
  3. 大きな音を再生する。この時、音量調節つまみの設定が間違っている場合、録音が停止し、ミスが記録される(この順番で動作する)。
  4. 成功した場合(LEDが点灯する)、ステップ4からの指示がない限り、この時点で音を止めたり、音量調節つまみに触れたりしてはならない。これを怠ると、不審な行為としてミスが記録される。

ステップ4

音が鳴っている状態で、以下の特別な指示を順番に実行する。

  1. マイクの聞き取れない地点が 5 の場合、爆弾のタイマーが10秒経過するに音量を4に変更する。少なくとも1秒間はそのままにし、それから音量を5に戻す。
  2. マイクの聞き取れない地点が 2 の場合、爆弾のタイマーが少なくとも5秒経過した後、音量を3に変更する。
  3. マイクの聞き取れない地点が 1 の場合、任意のタイミングで音量を5に変更する。爆弾のタイマーが少なくとも1秒、長くても3秒経過するまでそのままにしておき、それから音量を1に戻す。
  4. マイクの聞き取れない地点が 0 の場合、最大音量の 5 に達するまで音量調節つまみを 1 ずつ増やさなければならない。爆弾のタイマーが1秒進むごとに、最大で1つずつ増加する速さでこれを行う。
  5. 爆弾にSNDインジケーターがある場合、音を一度停止し、再度再生させる。
  6. 丸型タイプのマイクはこの時点で壊れる。そうでない場合、さらに最大10秒間音を再生しなければならない。

付録 ME: 解除された『マイク』モジュールで録音された会話の抜粋

これらは、『マイク』モジュールで録音された音声の一部を、音声テキスト化技術を使用して書き起こしたものである。これらの録音はすべて、解除された爆弾から回収されたものである。 ここに描かれたすべての人々は無事である。

抜粋 A

  • 声 A: よし、これで全部だ。右の鍵、回してもいい?
  • 声 B: うん、それで最後のはず。
  • 声 A: 分かった。鍵回しまーす。
  • 声 B: あ、待って!まだカラーフラッし…
  • 【録音終了】

抜粋 B

  • 声 A: 何色に光った?
  • 声 B: えーと、赤かなあ。
  • 声 A: あー、タイマーが5の時に離して。
  • 声 B: オッケー。8。7。6。ご…
  • 【録音終了】

抜粋 C

  • 声 A: ダブル・オーもあるわ。
  • 声 B: マニュアル見てみるか。
  • 【ページをめくる音が聞こえる】
  • 声 B: なるほど、まず送信ボタンを探さないと。
  • 声 A: わかった、適当にボタンを押してみるね。
  • 【残りの録音はビープ音の連続である】
  • 【録音終了】

抜粋 D

  • 声 A: お前はバカか?『わざと間違えて』って俺を殺す気か?
  • 声 B: もう一つは、何か他の大きな音を流すことだね。近くに何かあったっけ?
  • 声 A: うーん。えーっと…。あっ、目覚まし時計!
  • 声 B: それまだ持ってたの?そんなの捨てろって言っただろ。
  • 声 A: いつか役に立つと思っていたんだ。電源を入れてみる。
  • 【録音終了】