モジュール詳細:モジュールスプリント

分析担当者の皆さん、練習を思い出してください。このモジュールでは、過去に直面した他のさまざまなモジュールに関する知識が試されます。もっとも、見た目も機能も以前とは少し違いますが…。

このモジュールは、タイマー、4つのLEDを備えたスクリーン、スタートボタンと矢印型ボタン、そして「バニラ」セクションの下にあるモジュールのミニチュア版を改造したパネルを隠すハッチで構成されている。

このモジュールでは、複数のミニチュアモジュールをそれぞれ2分30秒以内に解除する必要がある。タイマーの下にあるスタートボタンを押すと、ハッチが開いて最初のモジュールが現れ、タイマーもスタートする。

ミニチュアモジュールが解除されたと判断された場合、パネルの小さなLEDが緑色に点灯する。その後、ミニチュアモジュールの下にある矢印ボタンを押して次に進む。 4つのモジュールがすべて解除されると、このモジュールは解除される。 ただし、いずれかのモジュールでミスが記録された場合、このモジュールはステージ1にリセットされる。モジュールの順番は変わらないが、少し変化している可能性がある。

注: 色を使用する各モジュールには、メインモジュールの左下にある目のアイコンを押すことで、色覚異常モードを切り替えることができる。各ミニチュアモジュールのすべての色(青は「B」、黒は「X」)の文字/単語を表示させることができる。各モジュールがこのモードで具体的にどのように変化するかについては、それぞれのマニュアルページを参照すること。

目次:

モジュール詳細:色交差ワイヤ

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2

モジュール詳細:プログラムボタン

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3

モジュール詳細:モールス応答

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4

モジュール詳細:妨害サイモン

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5

モジュール詳細:ミニ迷路

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6

モジュール詳細:暗号化パスコード

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7

モジュール詳細:色交差ワイヤ

とある古い格言:“Don’t get your wires crossed(誤解するな。)”残念ながら、このモジュールはこの点を理解していないようだ。

このモジュールの色覚異常モードでは、上部の数字が各色の文字に置き換えられる。

このモジュールは6色のワイヤで構成されており、その一部は互いに交差している。色は赤(Red)、青(Blue)、黄(Yellow)、緑(Green)、白(White)、黒(Black)のいずれかである。

各ワイヤの上部の台座には1から6までの数字が、下部の台座にはAからFまでの文字が表示されている。数字は常に順番通りだが、文字はランダムであり、同じ文字が複数回登場することもある。

各ワイヤについて、下にある表を参照し、ワイヤの色と、それが接続されている文字を使用して、ワイヤを切るかどうかを調べる。ただし、ルールに従って切るワイヤがない場合、すべてのワイヤを切る。間違ったワイヤを切ると、ミスが記録される。

セクション A: ワイヤ表

接続先:
ワイヤの色: ABCDEF
赤(Red) C P1 DSUB
青(Blue) UBC P3,6 SD
黄(Yellow) BCSD P2 U
緑(Green) D P2-4 USBC
白(White) SDCUB P5
黒(Black) P1-3 SBCDU

表の凡例

  • C: ワイヤを切る
  • D: ワイヤを切らない
  • PX: 台座の番号Xから接続されていればワイヤを切る
    • 1,3は1または3、1-3は 1~3 (1、2、3)のいずれかを意味する
  • B: 爆弾にバッテリーが3本以上ついていたらワイヤを切る
  • U: この色のワイヤがこれ1つだけであればワイヤを切る
  • S: シリアルナンバーに母音が含まれていればワイヤを切る

モジュール詳細:プログラムボタン

ほら、私はいつも、目に見えるケーブルがないのにこれらのものがどのように機能するのか疑問に思っていました...

このモジュールの色覚異常モードでは、ラベルに加えてボタン上にも色が書かれている。さらに、縦長LEDの色の名前が縦長LEDそのものに記載される。

このモジュールは、文字が書かれた丸い色付きボタン、単3バッテリーが2本入ったバッテリーホルダー、縦長LEDで構成され、すべてがさまざまなケーブルで接続されている。

このモジュールを解除するには、ミニチュアモジュールに適用されるリストの最初の指示に従う。状況によっては、ボタンを押し続けなければならない。このような場合、以下の表を参照する。 間違ったボタンの操作をした場合や、ボタンを離すタイミングが間違っている場合、ミスが記録される。

  1. ボタンが赤色で「DETONATE(起爆)」と書かれている場合、ボタンを押したまま以下の表を参照する。
  2. それ以外の場合、ボタンに「HOLD(長押し)」と書かれており、シリアルナンバーに「HOLD」いずれかの文字が含まれている場合、ボタンを押してすぐに離す。
  3. それ以外の場合、爆弾にバッテリーが3本以上あり(ミニチュアモジュールにあるものは含まない)、点灯していないFRKインジケーターがある場合、ボタンを押したまま以下の表を参照する。
  4. それ以外の場合、ボタンが白色で、少なくとも1つのインジケーターが点灯している場合、ボタンを押してすぐに離す。
  5. それ以外の場合、ボタンに「PRESS(押す)」と書かれている場合、ボタンを押したまま以下の表を参照する。
  6. 上のルールのいずれにも当てはまらない場合、ボタンを押してすぐに離す。

ボタンを離すタイミング

ボタンを押し続けると、右側の縦長LEDが点滅または点灯する。下の表を参照し、光の状態と色の両方を使用して、カウントダウンタイマーの最後の数字が指定された数字になった時に離す。

赤(Red) 青(Blue) 黄(Yellow) 緑(Green) その他
ボタンを離すタイミング: 点滅39827
点灯56410

モジュール詳細:モールス応答

どうやら私たちとコミュニケーションを取りたがっているようだ。通信の発信源を突き止め、爆弾を作った人物を逮捕できればいいのだが…。

このモジュールは、ライト、2つのテキスト入力がある画面、ドット、ダッシュ、矢印ボタン、クリア(CLEAR)ボタンと送信(SUBMIT)ボタンで構成されている。 このモジュールが出現してから数秒後、ライトはモールス信号のメッセージを点滅させる。見逃した場合、終了後にもう一度ライトを押してメッセージを点滅させることができる。

このモジュールを解除するには、以下の受信したモールス信号を探し、正しい応答を送信する。ドットとダッシュのボタンを使用して、モールスを入力する。 文字を入力した後、矢印ボタンを使用してその文字を応答文字列に追加し、次に進む。その後、送信ボタンで完全な文字列を送信する。クリアボタンを押すと、モールス信号と現在の文字列入力の両方が消去される。 間違った単語を送信した場合、ミスが記録される。

セクション A: モールスとメッセージの簡略表

メッセージ:

  • DETONATE
    • “CANCEL”と送信する。
  • STRIKE
    • 現在のミス数を英単語で送信する(ミス数が10を超える場合、“TOOMANY”と送信する)。
  • <ポートの名前>、 例:PARALLEL
    • このポートが存在する場合、“YES”と送信する。
    • それ以外の場合、“NO”と送信する。
    • 注: これは“SERIAL”も含む。
  • TIME
    • カウントダウンタイマーに現在表示されている秒数を数字で送信する。
  • NUMBER
    • シリアル番号の最初の数字と最後の数字を数字(最初、最後の順番)で送信する。
  • VOWEL
    • シリアルナンバーに母音が含まれている場合、左端の母音から順番に、シリアルナンバーのすべての母音を送信する。母音がない場合、“NONE”と送信する。

モジュール詳細:妨害サイモン

かわいそうなサイモン…。言って、歌って、述べて、叫んで、みんな彼を解決しようと思って殴るだけ。この人が壊れているように見えるのは当然だ。

このモジュールの色覚異常モードでは、各色の最初の文字が対応するボタンに表示される。

このモジュールは、赤(R)、青(B)、黄(Y)、緑(G)の4色のボタンからなるサイモン・デバイスで構成されている。ライトは点灯(1秒より長い点滅)、点滅(1秒より短い点滅だが間に空白がある)、明滅(ほぼ空白が無い点滅)のいずれかとなる。 サイモンが壊れているため、一部のボタンは押しても動作せず、代わりに押し続ける必要がある。詳しくはセクションBを参照すること。

このモジュールを解除するには、セクションAで指定された順序で4つのボタンをすべて押す。その中に、押し続ける必要のあるボタンがある場合、そのボタンを押し続ける。 間違った色のボタンを押した場合や、壊れていないボタンを押し続けた場合、ミスが記録される。

セクション A: ボタンの順番

赤(R)青(B)黄(Y)緑(G)
開始順序: 点滅 RBYGRYGBRGBYBYGR
明滅* BGRYBRYGYRGBYGBR
点灯 YBRGGYBRGBRYGRYB

セクション B: 壊れたボタン

壊れたボタンも音を立てることはできるが、単純に押しただけでは、ボタンが押されたとは認識されない。代わりに、押し続けなければならない。それぞれのアルファベットは壊れたボタンを表し、1つのエリアに複数ある場合、それらすべてが当てはまることを意味する。

B G R Y RG RY BY BG RGY RBY BGY RGB B G 全部 なし ライトは明滅*している ポートが5つ未満 バッテリーが5つ未満 点灯していないインジケーターのみ(少なくとも1つはある)

モジュール詳細:ミニ迷路

この迷路がミニなのはなぜかって?まあ…6×6ではなく5×5だからミニなのだろう。でも、このモジュールは、小さければ小さいほど簡単というわけではないことを、喜んであなたに思い出させるだろう。

このモジュールは、4つの開口部、ポーン、および2つの形のマークがある5×5の迷路グリッドで構成されている。これらのマークは、円形、正方形、菱形、星形のいずれかである。

このモジュールを解除するには、マークの形を使用して正しい出口を判断し、迷路の周囲にあるボタンを使用してポーンを正しい出口まで移動させる。 迷路の壁を超えるとミスが記録される。ただし、これらの壁はモジュールには表示されない。

迷路構造:

以下に、考えられるすべての迷路構造を示す。爆弾に描かれているマークと位置が一致しているものを探す。 そして、正しい迷路を見つけた後、爆弾に描かれているマークと同じ形の出口に向かって進む。

モジュール詳細:暗号化パスコード

パスワードを安全に保存するために、人々は通常、ある種の暗号でパスワードを暗号化する。それはこの爆弾のパスワードにも当てはまる…。まあ、そういうことだ。

このモジュールは、6文字のLCDスクリーンと、各文字の上下にある上下矢印、そしてスクリーンの下にある送信ボタンで構成されている。

このモジュールを解除するには、各列について以下のルールに従い、暗号化のための正しい置換文字を選択する。正しい文字が選択された後、送信ボタンを押して、新しい文字列が正しいかどうかをチェックする。

送信ボタンを押した際に、1文字でも間違っていた場合、ミスが記録される。

1・4列目: カエサル暗号

  • シリアルナンバーの最初の数字を取る。
  • ベースとなる文字がA~Jの間である場合、そのアルファベットの数だけ前に進める。
  • そうでない場合、代わりに文字を後ろに戻す。

2・5列目: 疑似ピッグペン暗号

  • ベースとなる文字を取る。
  • ピッグペン図でそれを見つける(付録 CPHRを参照すること)。
  • 図中の文字の反対の位置にある文字を取る(例えば、A=I、O=M、S=Vなどの反対)。文字が中央にある場合、そのまま使用する。

3・6列目: パングラム暗号

  • アルファベットの位置を最初の数字とし、その数字にシリアルナンバーの最後の数字を掛ける。最後に、その数字を34で割った余りに1を足す。
  • “The quick brown fox jumps over the lazy dog”(素早い茶色の狐は怠け者の犬を飛び越える)という文の、現在の数字の位置にある文字を取る(空白を除く)。

付録 CPHR: 疑似ピッグペン暗号について

開始文字 終了文字 A B CD E FG H I

このセクションでは、パスコード暗号化モジュールの 「疑似ピッグペン暗号」に関する追加情報を記載する。 このピッグペン暗号の修正版では、記号を解読する代わりに、元の文字を取り、図の中でその向かい側にある文字を見つける。

例えば、Aはその図の左上にあるため、同じ図の右下の文字を取りIとなる。

 

以下に各文字のすべての図を示す。上記のように、文字が中央にある場合、その文字をそのまま使用する。