モジュール詳細:大混乱暗号

永遠に歩き回るほどのトンネルの空間にちなんで名付けられた暗号。

このモジュールには、それぞれに7つの英字が書かれた2つのパネルと、ある英字がついた送信(SUB)パネル、それぞれの方向を示す4つのボタンが付いた文字グリッドが表示される。

パネルを押すと文字を循環表示させることができる。上段には、暗号化された単語とキーワードが表示される。下段には、他の2つのキーワードが表示される。送信パネルにある別の英字は、キー英字である。

モジュールを解除するには、以下のステップに従って単語を復号し、グリッドを使ってそれを送信する。送信するには、方向ボタンを押して送信したい英字まで移動し、送信ボタンを押す。Xを入力する場合、キー英字を代わりに使用する。上段パネルを循環表示させると、いつでも入力内容を消去できる。

単語の復号

ステップ0 - キーの作成

ステップ1、2、3では鍵が必要にある。このキーを作るには、空の5×5のグリッドを作る。次に、上段パネルからキーワードを取得する。各英字について、キーワードとアルファベットの両方に含まれるxを無視して(つまり、アルファベットはA1Z25)アルファベットの位置を取得し、このアルファベットでまだ配置されていない先頭の英字を、読み順でその位置にあるマスに配置する。そのマスがすでに埋まっている場合は、埋められるマスに到達するまで次のマスに進む。必要に応じて、グリッドとキーワードは両方ループする。

例: BELLOWS

-A--B
-----
-CD-E
---G-
--F--
UAHOB
IPVWY
ZCDJE
KLQGN
RSFMT

ステップ1 - グローバル・オフセット暗号

上段の暗号化された単語、ステップ0のキー、送信パネルのキー英字を使用する。暗号化された単語の各英字をグリッドから探し、キーの中心からキー英字へ向かう方向と同じ方向に移動する。xは無視し、xのままにする。

例: YURFVHI, C -> WBTSPAY

UAHOB
IPVWY
ZCDJE
KLQGN
RSFMT

ステップ2 - 平行四辺形暗号

前のステップの暗号化された単語、ステップ0のキー、送信パネルのキー英字、下段の2つのキーワードを取る。キーワード内のxをキー英字に置き換える。暗号化された単語中のxは無視する。各英字について、両方のキーワードにある対応する英字と位置を比較する。必要に応じてループしながら、暗号化された英字から他の英字に移動するのに必要な動きを求めて足し合わせ、この合計した動きを使って暗号化された英字から移動する。この英字がその位置の新しい文字となる。

例: WBTSPAY, COHABIT HOOVERS

W, CH -> I
B, OO -> H
T, HO -> P
S, AV -> D
P, BE -> V
A, IR -> B
Y, TS -> C

UAHOB
IPVWY
ZCDJE
KLQGN
RSFMT

ステップ3 - 跳び越え暗号

前のステップの暗号化された単語と、ステップ0のキー、送信パネルに表示されたキー英字を取得する。暗号化された単語中のxは無視し、復号後に元に戻す。キー英字から開始する。暗号化された単語の最初の英字の上を跳び越える。この時、キー英字から最初の英字へ跳び、そこから追加でもう一度跳ぶように進む。必要であればループする。到達した英字を、復号された最初の英字として使用する。ここから開始し、2番目の暗号化された文字を跳び越え、復号された2番目の英字を得る。

例: IHPDVBC, C

UAHOB
IPVWY
ZCDJE
KLQGN
RSFMT

C > I -> B
B > H -> U
U > P -> D
D > D -> D
D > V -> H
H > B -> A
A > C -> S