モジュール詳細:タック

「サイコロではなくカードを使うルドー」って言ったら伝わるかな?

モジュールには、1つの色付きコマが置かれた「TAC」のボードゲームが表示される。しかし、ゲームには3つの透明な別のコマも含まれており、1つはあなたの味方で、2つは対戦相手である。

「TAC」を解除するには、手札のカード5枚すべてを使用して最終ターンで自分のコマをホームに帰さなければならない。ホームは、外側の通路の内側に用意された濃い色の正方形である。

スタート時に配られたカードでは、到達が不可能な場合がある。その場合、モジュール中央のTACボタンを押して手札を入れ替える。その手札で勝利できる方法があったり、勝てない状態でカードを使用しようとすると、ミスが記録される。

透明なコマの位置特定

自分の位置から時計回りに、以下の処理を行う。

  • 自分のコマの位置から、シリアルナンバーの一番目と六番目の文字(A=1, ..., Z=26)の和に次のプレイヤー名の名前に対応するオフセット値を足した数だけ進む。これが一人目の対戦相手である。
  • そのコマの位置から、シリアルナンバーの二番目と五番目の文字とその次のプレイヤー名に対応するオフセット値を使用して、上記と同様の処理を行う。これがあなたの味方である(あなたの向こう側にいる)。
  • 最後に、シリアルナンバーの三番目と四番目の文字とその次のプレイヤー名に対応するオフセット値を使用して、上記と同様の処理を行い、もう一人の対戦相手の位置を取得する。

「TAC」のルール

  • 通常の数字カードを使用すると、その数だけコマを時計回りに進める。この移動は、到達地点を除く移動中の経路にコマが存在しない場合に有効である。到達地点にコマがある場合、それは捕獲される。
  • ダイヤのマークが書かれた数字カードは、通常の数字カードと同様に使用(点で書かれたダイヤボタンを押す)できる他に、そのカードを使用せずに捨てる(通常のダイヤボタンを押す)ことができる。
  • リバース(巻戻し記号つき)の数字カードは、コマの移動を反時計回りで行う。
  • 「1-steps moves」を含むテキストが書かれた数字カードは、コマを時計回りにその数進め、到達地点を含めたすべての移動経路上に存在するコマを捕獲する。
  • 「Warrior」カードを使用すると、コマを捕獲するまで時計回りに移動し続ける。
  • 「Trickster」カードは、2つのコマの位置を入れ替える。このカードを選択した後、プレイヤーに対応するLEDと別のLEDを押す。交換対象の1つが自分である場合を除き、コマの入れ替えは目視できないことに注意する。

数字カードを使用してホームに入ることが出来る場合、オプションが出現し、ホームに入る(家の形のアイコンが書かれたボタン)か通り過ぎる(早送りアイコンが書かれたボタン)か選ばせる。リバースのカードで逆方向からホームに入ってもよい。

ゲーム中、「タック」モジュールは以下の場合にミスが記録されリセットされる。

  • あなたの移動で、味方が捕獲される。
  • 移動経路上にあるコマを飛び越えて進もうとする。
  • すでに捕獲されたコマに対して「Trickster」を使用し、入れ替えようとする。
  • 手札にまだカードがある状態でホームに入ろうとする。
  • 手札を使い切ったが、ホームに入っていない。

モジュールがオプションボタン(カードを捨てるボタン)やオプションLED(Trickster)の選択を待っている際は、中央の「TAC」ボタンを押すことで現在のカードの使用をキャンセルすることができる。

「TAC」ボタンは長押しすることができ、モジュールを初期状態にリセットする。