モジュール詳細:思考ワイヤ

ちょっと待って、思考力でワイヤを切断しなければいけないのか?

色のシステムについては、付録THONKを参照する。

このモジュールには7本のワイヤが含まれており、右下隅に7セグメントディスプレーが表示される。切断する正しいワイヤを決定するには、以下のフローチャートを使用してワイヤの1つを切断する。Yは「YES」、Nは「NO」を示している。

開始 R 原色の ワイヤの数 0-2 3+ C 青のワイヤ がない N Y B ワイヤの 色の種類が 5種類以下 Y N Y 7番目のワイヤは 二次色である Y N B 5番目の ワイヤは 白か黒 N Y G 互いに補色である 隣接した2本の ワイヤがある N Y G 青のワイヤがある Y N G 黄のワイヤ がない N Y K 2番目のワイヤは 白か黒か赤 Y N Y 最初の4つの ワイヤの色は 異なっている Y N R 3番目のワイヤは 黒、青、黄 ではない Y N C 1番目のワイヤは 青、シアン、緑 である Y N W 隣接する2つの ワイヤの色が同じ Y N K 最もあるワイヤの 色のグループ 同数 原色 グレースケール 二次色 M 6番目のワイヤの 色は今までの ステップの いずれかの 色と同じではない N Y W 黒または 白のワイヤが ない N Y M 4番目のワイヤの 色は今までの ステップの いずれかの色と同じ N Y B 両側に 原色のワイヤが ある 二次色のワイヤがある Y N C Y ちょうど3つの ワイヤの色が 同じである Y N 切断 1番目 切断 2番目 切断 3番目 切断 4番目 切断 5番目 切断 6番目 切断 7番目

フローチャートから取得したワイヤを切断したあと、モジュールはワイヤの新しいセットを生成し、下のディスプレーに数字が表示される。フローチャートでn番目に訪れたステップ(開始と切断のステップを除く)の色と同じワイヤを切断する。nはディスプレーの数字である。該当するワイヤがない場合、任意のワイヤを切断してモジュールを解除することが出来る。ディスプレーには、インジケーターとして機能する数字69も表示される。間違ったワイヤが切断されるとミスが記録され、新しいワイヤが表示される。

付録Thonk:色のシステム

このモジュールでは、2つの原色を組み合わせることで二次色を形成するRGB加法混色システムを採用している。この加法混色システムでは、

  • 原色は赤、緑、青である。
  • 二次色はシアン、マゼンタ、黄である。
  • 次の組み合わせは、二次色の形成方法である。
    • シアン = 緑 + 青
    • マゼンタ = 赤 + 青
    • 黄 = 赤 + 緑
  • 全ての原色を組み合わせる(赤+緑+青)と、白になる。
  • 黒はどの原色も含まれていない。
  • 補色の正式な定義は、組み合わせたときに互いに打ち消し合い(色相を失い)、白や黒のようなグレースケールの色を生成する色である。ただし、このモジュールでは補色を2つの色とみなし、これらを組み合わせると、全ての原色を構成要素とする色(白)が生成される。
  • 従って、このモジュールでは、次のペアを補色とする。
    • 赤とシアン
    • 緑とマゼンタ
    • 青と黄
    • 黒と白

他にもRYBやCMYなどの表色系が存在するが、このモジュールではそのいずれも使用していない。モジュールを解除する際に、これらのシステムを仮定してはならない。

このモジュールは色覚サポートに対応している。有効状態では各ワイヤの右側にその色を英字で表している。英字K(黒)ではない限り、英語で表したときの最初の文字を示している。これらの文字は、フローチャートの各ステップの横にある斜体の英字を参照する。各文字はステップの色を示している。