西:ヒル暗号
点灯していないインジケーターより点灯したインジケーターの方が多い場合、この暗号のキーワードはリストAにある。
そうでない場合、この暗号のキーワードはリストBにある。
使用されるキーワードは、この暗号に対応するダイヤルに隣接するダイヤルの回転によって決まる。
リストの位置番号は0から開始する。
- 最初のダイヤルが西を指している場合、二つ目のダイヤルが北から開始して45°時計回りに回転している回数を求め、それに6を足した数に対応するキーワードを取得する。
- 最後のダイヤルが西を指している場合、七つ目のダイヤルが北から開始して45°時計回りに回転している回数を求め、それに6を足した数に対応するキーワードを取得する。
- それ以外の場合、そのダイヤルに隣接している二つのダイヤルが北から開始して45°時計回りに回転している回数の合計に対応するキーワードを取得する。
リストA: AEON, COPY, EACH, GOOD, IOTA, KILO, MARK, ONCE, QUIT, RIOT, SYNC, UNDO, WORK, YEAR, ZEAL
リストB: BOMB, BUSY, DICE, FAUX, HUSK, JUKE, LIMA, LOCI, NAME, PUSH, RISE, TASK, VOID, XYST, ZOOM
キーワードに含まれている英字のアルファベットの位置(26で割った余りを使用)は、読み順で2×2の正方行列の成分を形成する。
この暗号に対応するLEDが点灯している場合、行列は転置され、右上と左下の成分が入れ替わる。
暗号化される単語は4組の英字のペアに分割され、そのアルファベット位置(26で割った余りを使用)は2×1ベクトルの成分を形成する。
ベクトルに正方行列を左から掛け26で割った余りを求めると、暗号化された文字のペアのアルファベット位置を得られる。
(Zはアルファベットの位置が26なので、暗号化されたベクトルの対応する成分は0である)
北西:ビットシフト暗号
各ダイヤルが北から開始して45°時計回りに回転している回数を3桁の二進数で表す。
ダイヤルに対応するLEDが点灯している場合、二進数内の0と1、1と0を入れ替える。
左から右へ、すべての二進数を連結する。
連結した二進数の先頭に0を配置し、末尾に1を配置し、26ビットの文字列を作成する。
各英字のアルファベット上の位置に対応するビットが1か0かによって、アルファベットを2セットに分ける。
セット内の英字はアルファベット順のままにする。
北西を指しているダイヤルに対応するLEDが点灯している場合、単語の各英字を北西を指しているダイヤルの位置だけ右にシフトし、到達した英字にする。
それ以外の場合、各英字を北西を指しているダイヤルの位置だけ左にシフトし、到達した英字にする。