モジュール詳細:ベクトル

えーっと…浮いている3Dの矢印って何?

このモジュールには、X、Y、Z軸の3次元グラフを表示する3Dディスプレー、自動スクロールディスプレー、ディスプレー付きボタンがある。

3Dディスプレーには1~3個のベクトル(3D矢印)が表示される。ベクトルは、グラフの軸とは異なる色で表示される。軸は常に白で、どの軸であるかを示す回転するシンボルが付いている。自動スクロールディスプレーは、それぞれのベクトルに関するすべてのデータを循環して表示する。表示されるデータの値は、グラフ内のベクトルの色、ベクトルの大きさ(MAGNITUDE)、ベクトルの成分(COMPONENT)である。ディスプレー付きボタンは押し続けることができ、そのディスプレーには押し続けている時間が表示される。

このモジュールを解除するには、ディスプレー付きボタンを一定時間押し続け、その時間に達したときに離す必要がある。これが正しく行われれば、正しい入力としてカウントされ、緑色のLEDが点灯し、モジュールが解除される。ボタンを押し続けた時間が間違っている場合、ミスが記録され、モジュールはリセットされる(新しいベクトルが表示される)。ボタンを押し続ける時間を計算するには、グラフがいくつのベクトルを持っているかを判断し、対応するセクションでさらに詳しい指示を得る。ベクトルが1つの場合、「1つのベクトル」のセクションを使用する。ベクトルが複数の場合、「複数のベクトル」のセクションを使用する。

1つのベクトル

1つのベクトルがグラフ上にある場合、自動スクロールディスプレーはスクロールせず、そのベクトルの情報のみ表示する。このベクトルに関するデータの1つが欠けているため、計算しなければならない(色が欠けることはない)。ベクトルの成分で計算を行う場合、成分は正にも負にもなりうることに注意すること。成分が正か負かを判断するには、3Dグラフを参照する。ベクトルの矢印が負の軸の方向を向いている場合、その成分は負である。そうでない場合、その成分は正である。ベクトルの大きさは常に正である。

ベクトルの大きさが欠けている場合…

すべての既知の値をこの式に入れ、Mについて解く(小数第二位を四捨五入し、小数第一位まで解く)。ここで、Mは欠けている大きさ、X/Y/Zは成分である:
M = √(X2+Y2+Z2)

成分が欠けている場合…

すべての既知の値をこの式に入れ、Mについて解く(小数第二位を四捨五入し、小数第一位まで解く)。ここで、Mは大きさ、Aは欠けている成分、B/Cは既知の成分である: A = √(M2-B2-C2)

欠けているデータの値を計算した後、ベクトルの色を通して別の値を得なければならない。下の表から色を見つける。計算の結果は、「最終計算」を行うために欠けているデータの値とともに後で必要となる値である。この値も、小数第二位を四捨五入し、小数第一位までにすること。

ベクトルの色 値の計算
(バッテリーの数 × 5) + 3
オレンジ 欠けているデータの値3 + 16 - ステレオRCAポートの数
((バッテリーホルダーの数 × 14) % 5) + 1
RJ-45ポートの数 + 204
8 × ((5 + ベクトルの大きさ) + 6)
(ベクトルのZ成分 + 6) % 3

%とはモジュロ演算、つまり左の数字を右の数字で割ったときの余りを求めるものである。

複数のベクトル

複数のベクトルがグラフ上にある場合、自動スクロールディスプレーは異なるベクトルのデータの値を循環して表示する。ベクトル1は常に最短となり、ベクトル3は常に最長となる(存在する場合)。ベクトルの色を使用して、後に「最終計算」で使用するために計算する必要のある値(小数第二位を四捨五入し、小数第一位まで解く)を割り出す。ベクトルの成分で計算を行う場合、成分は正にも負にもなりうることに注意すること。ただし、このディスプレーには表示されない。方向が正か負かを判断するには、3Dグラフを参照する。ベクトルの矢印が負の軸の方向を向いている場合、その成分は負である。そうでない場合、その成分は正である。ベクトルの大きさは常に正である。

ベクトル上に二次色(緑、紫、オレンジ)よりも多くの原色(赤、黄、青)が現れている場合、その大きさを足し合わせ、その合計にシリアルナンバーの数字の合計を掛けて、必要な値を求める。

そうでない場合、ベクトル上に原色より多くの二次色が現れている場合、その大きさを掛け合わせ、それをシリアルナンバーの最初の数字で割り(最初の数字が0の場合、1を使用する)、必要な値を求める。

そうでない場合、ベクトル上の原色の数と二次色の数が等しい場合、シリアルナンバーの最後の数字を二乗し、そこに二次色のベクトルのX成分を足して、必要な値を求める。

最終計算」に進む前に、必ずX成分とY成分の合計を必要な値に加算し、Z成分の合計を減算すること。

最終計算

3次元グラフを表示する3Dディスプレーを囲むように、色のリングが1色から次の色へと3色ずつゆっくりとフェードイン、フェードアウトし、しばらく消灯した後、この動作を繰り返す。この色のシーケンスによって、ディスプレー付きボタンを押し続ける時間を得るための、必要な「最終計算」が決定される。

まず、ベクトルが1つしか存在しない場合、欠けているデータの値とベクトルの色から得た値を足し合わせる。そうでない場合、「複数のベクトル」から計算した必要な値と、爆弾に搭載されている、名前に「矢印」を含むeXishが製作したモジュールの数を合計する。この合計をSと呼ぶ。

次に、リングの色のシーケンスの中に現れるそれぞれの色について、下のリストの中から該当するルールを適用する。

  • 赤 = S に 122 を足す
  • 緑 = S から爆弾に搭載されたモジュール(特殊を含む)の数の数字根を引く
  • 青 = S に爆弾のポートプレートとインジケーターの数を足す
  • 白 = S から 27 を引く

次に、新しく修正したSを取り出し、小数を切り捨て、その絶対値を取り、15で割った余りを求め、1を足す。現在のSは、ディスプレー付きボタンを何秒間押し続ける必要があるかを示している。

ただし、爆弾にバッテリーが2つ、2つ以上のポートプレート、SNDインジケーターがあり、ベクトルの色の1つが青の場合、ボタンを0秒間押し続けるとモジュールが解除される。